【徹底解説】外壁塗装で失敗しない塗料の選び方|ウレタン・シリコン・フッ素の違いとおすすめ製品も紹介!

塗料の種類とその違い|ウレタン・シリコン・フッ素、何を選べばいい?

ご自宅の塗装を検討する際、どの塗料が適しているのか迷う方が多くいらっしゃいます。塗料にはそれぞれ特徴や性能があり、価格帯や耐久性も大きく異なります。

今回は、「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の3種類の住宅塗料にフォーカスし、それぞれの特徴とおすすめ製品をわかりやすく解説します。

なぜ塗料選びが大事なの?

まず第一に、塗料は「外観を整えるだけのもの」だけではないということです。実際には、紫外線や雨風から建物を守る“バリア”の役割を果たしています。つまり、塗料の性能によって、建物の寿命が大きく変わるのです。

そのため、「安さ」だけで選んだ塗料が、数年で剥がれたり汚れが目立ったりしてしまうと、結果的に再塗装の手間や費用が増えてしまう可能性も。そこでポイントとなるのが、「価格」「耐久性」「メンテナンス性」となります。塗料ごとの違いをしっかり理解することが重要です。

ウレタン塗料|低コストでも細やかな塗装が可能

ウレタン塗料は、手頃な価格と扱いやすさが魅力です。柔軟性があり、細かいひび割れなどにも追従しやすいため、戸建て住宅の付帯部(雨樋や破風板など)の塗装にもよく使われます。

  • 耐久年数:5〜10年
  • メリット:価格が安い、柔軟性が高い
  • デメリット:紫外線に弱く、長期の耐候性には劣る
ウレタン塗料|コスト重視&細部の塗装に強い

おすすめ製品

エスケー化研「水性コンポウレタン」:
強靱な塗膜は、耐候性、耐水・耐アルカリ性に優れている。※1
関西ペイント「アレスエコレタンⅡ」:
屋根、壁、木部、鉄部などで場所で使用可能。有害なイソシアネートが入っていない。※2
大日本塗料「ウレタンスマイルクリーン」:
優れた塗膜性能。シンナー臭が少なく塗装作業に優れ安心。※3

参考:
※1 水性コンポウレタン,エスケー化研,https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/compo-urethane-w/,2025/05/23

※2 アレスエコレタンⅡ,関西ペイント,https://asset.kansai.co.jp/uploads/products/decorative/fm/catalog_pdf/300.pdf,2025/05/23

※3 ウレタンスマイルクリーン,大日本塗料,https://www.dnt.co.jp/products/building/list/upload_files/ctl_007.pdf,2025/05/23

シリコン塗料|万能型として今最も選ばれている塗料

シリコン塗料|バランス型で現在の主流 class=

現在、住宅塗装で最もよく使われているのがシリコン塗料です。ウレタン塗料より耐候性・防汚性が高く、長期間の耐久が期待できるほか、価格もそれほど高すぎないため、性能とコストのバランスが非常に良いとされています。

  • 耐久年数:10〜16年
  • メリット:耐候性が高く、汚れに強い
  • デメリット:フッ素塗料ほどの高耐久ではない

おすすめ製品

エスケー化研「エスケーププレミアムルーフSi」:
紫外線や水、熱などの劣化要因から屋根材を保護する。長期に亘り衛生的な環境を維持。※4
関西ペイント「アレスダイナミックトップ」:
最上位品フッソに迫る高耐候性。カビ、藻が付着を抑える。※5
大日本塗料「エクストラアクアシリコン」:
優れた塗膜性能と、汚れにくく美しい外観を保持。※6

参考:
※4 エスケーププレミアムルーフSi,エスケー化研,https://www.sk-kaken.co.jp/product/roof-paint/sk-premium-roof-si/,2025/05/23

※5 アレスダイナミックトップ,関西ペイント,https://www.kansai.co.jp/alesdynamic/top/,2025/05/23

※6 エクストラアクアシリコン,大日本塗料,https://www.dnt.co.jp/products/building/list/upload_files/ctl_002.pdf,2025/05/23

フッ素塗料|耐久性重視派の最終兵器

フッ素塗料は、3種類の中で最も高価ですが、それに見合った高い耐候性と汚れにくさが特徴です。高層ビルや橋梁など、過酷な環境下でも使用されるほどの性能があり、「一度塗ったら長く持たせたい」という方には非常におすすめです。

  • 耐久年数:15〜20年
  • メリット:抜群の耐候性、低汚染性
  • デメリット:価格は高め、施工もコスト増
フッ素塗料|耐久性重視派の最終兵器

おすすめ製品

エスケー化研「クリーンマイルドフッソ」:
セラミック複合の特殊技術で超低汚染を実現。※7
関西ペイント「セラMフッソ」:
環境に優しく、耐久性が高い。防カビ性、防藻性もある。※8
大日本塗料「エクストラスマイルフッソ」:
EXTRAトリプル構造により紫外線による塗膜劣化を抑制。※9

参考:
※7 クリーンマイルドフッソ,エスケー化研,https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/cleanmild-fusso/,2025/05/23

※8 セラMフッソ,関西ペイント,https://asset.kansai.co.jp/uploads/products/decorative/fm/other_pdf/750.pdf,2025/05/23

※9 エクストラスマイルフッソ,大日本塗料,https://www.dnt.co.jp/products/building/list/upload_files/prd_e004.pdf,2025/05/23

あなたの家に合う塗料は?選ぶ前に知るべき3点

それでは、実際にどの塗料を選べばいいのでしょうか?以下の視点から考えるのがポイントです。

1.予算

コスパ重視ならウレタン、10年以上持たせたいならシリコン、約20年の耐久性を求めるならフッ素がおすすめです。フッ素は初期投資がかかるものの、長期的に費用を抑えられることがあります。

2. お住まいの立地や環境

海沿いや山間部、日当たりや風通しの状況によって、必要な耐候性は異なります。安心を求めるなら耐久性の高いフッ素塗料が最適です。

3. 将来のメンテナンス計画

10年ごとの塗り替えでOKという方ならシリコン塗料が適しています。逆に、できるだけメンテナンスを減らしたい方にはフッ素がおすすめでしょう。

塗料選びに迷ったら、プロに相談を!

塗料の種類や性能についてご紹介してきましたが、最終的に何を選ぶかは「お家の状態」や「住まい方」、「ご予算」などに大きく左右されます。数ある製品の中から、最適な塗料を選ぶにはやはりプロの目が欠かせません

渡辺工業では、外壁や屋根の状態を丁寧に診断した上で、お客様一人ひとりに合った塗料をご提案しています。塗装は10年、15年に一度の大きな投資。だからこそ、信頼できる職人と一緒に後悔のない選択をしていただきたいと考えています。

「ウレタンとシリコン、どっちがいいの?」
「我が家にはフッ素塗料が合う?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度渡辺工業までご相談ください。

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